◆2023年4月9日以降の相場観です。

4月7日に米雇用統計が発表されました。

景気動向を反映する非農業部門の就業者数は前月比23.6万人増でした。2月から伸びは鈍化し市場予想23.9万人を下回りました。

失業率は3.5%で2月から改善し、歴史的な低水準が続いています。インフレに影響を与える平均時給は前年同月比4.2%増で前月から伸びが縮小しました。

ただ、今回の雇用者数の数字は労働市場の堅調さを引き続き示唆していますが、予想に比べた伸びは米金融当局が方向を変えるほど大きくなかったと見られています。

5月のFOMCでは0.25%の利上げが行われ、そこで利上げはSTOPして年内は維持との見方が強いです。

まずは4月12日の米CPIの結果に注視して行く必要があります。

米CPIの市場予想は前年同月比5.2%上昇と2月の（6.0%上昇）の伸び率を下回ると見られています。もし、2月の伸び率を上回ることがあれば株安円安となります。

ドル円は4月12日に大きく動きます。CPIが市場を下回った場合は129円付近を想定してください。市場予想を上回った場合は134円付近を想定。

ポンド円は中期的には167円付近までの上昇相場を継続中です。

天然ガスは3.0ドルを超えるまでは下目線。1.9ドル付近までの下落を警戒してください。

金（ゴールド）は2000ドルまでの上昇に期待する流れが継続ですが、物価が上がると暴落するので注意してください。

小麦は715ドル上回ると780ドル付近までの上昇の流れを期待。660下回ると損切り撤退してください。

原油WTIは一旦、レンジの天井を付けたので上値が重い展開です。窓埋めの76ドル付近までの下落に注意してください。

ビットコインは一旦利確して様子見の展開です。

イーサリアムは上海アップグレードが実施される4月まではビットコインと同じ動きを継続します。アップグレード後の動きを見てからトレードしてください。

予想が外れた場合を想定してしっかりと損切りラインを決めておいてください。

投資は自己責任となりますので、あくまで参考までにしてください。