◆2023年3月12日以降の相場観です。

3/10に米国雇用統計が発表されました。

農業分野以外の就業者は３１万人の増加で市場予想２２万人を上回りました。失業率は3.6%と前月より0.2%上昇したものの低い水準が続いています。

労働者の平均時給4.6%と前月より0.2%上昇し、こちらは市場の予想は下回りました。

これを受けて市場は3/22のFOMCにおいて0.5%の利上げを織り込み始めています。

また、シリコンバレー銀行の破綻で株安が進みました。現金を債権で運用したため利上げで損失が拡大しました。

現状は債権の信用不安ではないのでリーマンショック程の問題にならないと見られていますが他の銀行に波及しないか警戒が必要です。

3/14は米国CPI発表があります。インフレ率6.8%以上及びCPIコアが5.8%以上で株安、円安が進みます。

米CPIの4か月前の指標と言われている銅価格は下落の兆しがが見え始めたので6月以降はインフレ鈍化が加速すると思われます。

日本では3/10の日銀政策決定会合では現状の金融緩和政策の維持が発表され、市場の混乱はありませんでした。

ただし、6月16日の日銀政策決定会合では日銀は金融緩和政策の見直しを余儀なくされるとの見方が強いです。そのときは急速な円高と株安に警戒です。

ドル円は133～138円のレンジ相場。137円を上回ると138円までの上昇の流れを利用、135円を下回ると134円までの下落の流れを利用してください。

ポンド円は164｡0円を上回ってからの165.0円までの上昇の流れを利用、または160.5円を下回ってからの159.0円までの下落の流れを利用してください。

天然ガスは2.7ドル超えてから上値を抑えられたため2.35~2.80ドルのレンジ相場を想定してください。

銅は下落を開始、3.75ドルを下回ったら一旦撤退してください。

金（ゴールド）はFRBが利上げ加速すれば下落する流れ。その時は1800ドルを下回ってから1750ドルまでの下落の流れを利用してください。

小麦の上昇は一旦は一服。再エントリーして650ドル周辺からの反発期待してコツコツ買い集める流れ

原油は74ドルまでの下落を想定しそこからの反発を利用してください。78ドルを上回った場合は80ドルまで上昇の流れを利用してください。

ビットコインは20500ドルからの反発を利用する流れ、または25500ドル上回ってからの上昇の流れを利用してください。

イーサリアムは上海アップグレードが4月に延期したため、ビットコインと同じ動きを継続します。

予想が外れた場合を想定してしっかりと損切りラインを決めておいてください。

投資は自己責任となりますので、あくまで参考までにしてください。