◆2023年3月19日以降の相場観です。

シリコンバレー銀行の破綻はスイスのクレディ・スイス銀行まで波及し破綻の警戒が強まりました。

クレディはスイス国立銀行から最大５００億フラン（７兆円）の調達計画を発表し、信用不安の沈静化を図っています。

米国内ではシリコンバレーのように破綻のリスクがある銀行が潜在的に多くあると見られており予断を許しません。

FRBは銀行に流動性を供給する融資の残高が3月１５日時点で約２０兆円になったと発表し、信用不安が拡大しています。

一連の騒動は米CPIの影響を引き下げて、3月の米利上げ幅は0.5%から0~0.25%へ縮小すると見られています。

FRBは利上げが金融システムに及ぼす影響を抑えながら、インフレを収束させるという難しい舵取りを迫られています。

ドル円は3月22日のFOMCで利上げ打ち止めが発表されると円高進行。127円付近までの下落を警戒してください。

ポンド円は159円までの下落の流れを想定。159円を下回った場合は157.5円までの下落の流れを利用。

天然ガスは2.35付近で底固めの様相。反発期待して買い集める流れですが、金融危機が起こるとさらなる下落もあるので注意が必要です。

金（ゴールド）はFRBの利上げ停止観測で大幅に上昇。2000ドルまでの上昇に期待する流れです。

小麦は下目線。650ドル周辺で反発期待してコツコツ買い集める流れです。

原油WTIはOPECが2023年は減産継続を発表したことから上に行きたい状況ですが、金融不安とのせめぎあいでレンジ相場。65ドルを下回ると62ドルまでの下落に警戒してください。

ビットコインは28000ドルまでの上昇期待を継続。

イーサリアムは上海アップグレードが実施される4月まではビットコインと同じ動きを継続します。アップグレード後はどちらに動くか分からないため一旦利確も視野。

予想が外れた場合を想定してしっかりと損切りラインを決めておいてください。

投資は自己責任となりますので、あくまで参考までにしてください。