◆2023年1月8日以降の相場観です。

アメリカの12月の雇用統計が発表され、失業率は3.5%と前の月より改善し、インフレの要因となっている人手不足が続いていることを示す形となりました。

また、農業分野以外の就業者は前の月と比べて22万3000人増加し、20万人程度を見込んでいた市場の予想を上回りました。

失業率は3.5%と、前の月より0.1ポイント低下しました。

一方労働者の平均時給は、前の年の同じ月と比べて4.6%、前の月と比べても0.3%それぞれ増加しました。

いずれも市場の予想を下回り、上昇のペースは緩やかになりました。

これをインフレ鈍化の兆候と好感され米国株は大きく上昇しました。しかし、FRBは当面は利下げをする予定はありませんので再び下落の懸念があります。

1月12日発表のCPIには注意が必要です。予想を上回れば株安円安、予想を下回れば株高円高に注意が必要です。

中長期的にはインフレ率が3%未満、失業率が5.5%を超えて来ない限りはFRBは利下げに動かないのではないかと思います。

ドル円は134.5円を超えれば138円までの上昇とそこからの反発に注視。12月13日のCPI発表によっては128円周辺まで下落を想定。

ポンド円は158.9から159.9までの上昇の流れ、161円周辺まで上昇できたらそこからの大きめの下落を利用。158.2を下回れば157.5まで下落の流れを利用。

ビッドコインは下落目線で長期投資家は買い集める流れ。12000ドルまで下がれば上昇の流れ。20000ドルを超えると上昇基調に転換します。

9500ドルを下回るとどこまで下がるか分からない状況となるため損切りが必要です。

イーサリアムは1200ドル下回ると1000ドルまで下落の流れ。1800ドルを超えたら上昇基調に転換します。

予想が外れた場合はしっかりと損切りラインを決めておいてください。

投資は自己責任となりますので、あくまで参考までにしてください。